都甲 潔 (Kiyoshi TOKO)

都甲 潔 (Kiyoshi TOKO)

九州大学高等研究院 特別主幹教授


専門分野 
システム情報科学

味覚センサ・匂いセンサの開発

メッセージ

五つ目の基本味である「うま味」を発見した日本、和食がユネスコ無形文化遺産に登録された日本です。また、おもてなしの心を持つ日本とも言われます。味を測る機器である味覚センサは日本で産声を上げました。味覚センサの発明で、初めて味を目で見ることができるようになりました。味と対をなす匂い(臭い)を可視化する機器の開発も日本は世界をリードしています。交通網の発達とインターネットの普及で世界がグローバル化し、食の世界もその例外ではありません。グローバル戦略はその地域の文化や伝統、嗜好性といったローカル性を意識しないといけません。これらのセンサや機器は、グローバル化した社会に大きく貢献することが期待されます。

大学の使命が、世界で活躍できる若手の教育と育成にあることは論を待ちません。その中でも特に高等研究院のミッションは、次世代を担う若手研究者の育成にあります。生物は38億年の長い歴史において、遺伝情報を後裔につなぎ、その生をつないできました。教育ならびに育成とは、その遺伝情報に磨きをかけ、人を進化ならびに深化させることで、生活を豊かにすると同時に人をより幸せにするための営みに他なりません。味覚と嗅覚という感性を分野横断的な立場から研究してきた私のこれまでの経験がどこまで役に立てるか分かりませんが、若手研究者の育成ならびに卓越した研究成果の学内外への発信に全力を注ぎたいと思っています。

学歴

昭和50年 3月

九州大学工学部電子工学科卒業

昭和52年 3月

九州大学大学院工学研究科修士課程修了

昭和58年 1月

九州大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)

職歴

昭和55年 4月

九州大学工学部助手

平成 2年 7月

九州大学工学部助教授

平成 8年 5月

九州大学大学院システム情報科学科助教授

平成 9年 4月

九州大学大学院システム情報科学科教授

平成12年 4月

九州大学工学部電子工学科長

平成15年 4月

九州大学大学院システム生命科学府担当

平成17年 4月

九州大学工学部電子工学科長

平成20年 4月

九州大学大学院システム情報科学研究院副研究院長

平成20年10月

九州大学大学院システム情報科学研究院長

平成21年 4月

九州大学経営協議会委員

平成21年 5月

九州大学主幹教授

平成25年11月

九州大学味覚・嗅覚センサ研究開発センター長

平成30年 4月

九州大学高等研究院特別主幹教授

学術賞・受章

平成18年度

文部科学大臣表彰・科学技術賞

平成22年度

立石賞

平成25年度

紫綬褒章

平成29年度

応用物理学会業績賞

主要業績

  • 監修:都甲 潔. Biochemical Sensors: Mimicking Gustatory and Olfactory Senses”. Pan Stanford Publishing (2013).
  • 都甲 潔, 小野寺 武, 南戸秀仁, 高野則之. センサのキホン. ソフトバンククリエイティブ(2012).
  • 都甲 潔. 電子物性. 朝倉書店 (2008).
  • 都甲 潔. 感性の起源. 中央公論新社 (2004).
  • 都甲 潔 編著. 味覚センサ. 朝倉書店 (1993)
  • その他著書20件