國武 豊喜(Toyoki KUNITAKE)

國武 豊喜(Toyoki KUNITAKE)

九州大学高等研究院 特別主幹教授


専門分野
分子組織化学・高分子化学

「分子組織化学」の概念の確立

メッセージ

この度、特別主幹教授に就任しました。私は九州大学工学部で高分子化学、分子組織化学の分野で基礎的な研究や教育に一貫して従事してきました。その後、理化学研究所を始めとするいろいろなプロジェクト研究や北九州地域の産学連携を推進する仕事に携わりました。

これからの社会を動かすのは単なる富や力でなく創造力であることが一層明白となってきました。同時に、その基盤となる幅広い知識も不可欠です。高等教育、特に大学の存在価値は、そのために如何に知恵を発揮するか、必要となる人材を如何に育てるか、にあります。九州大学のポテンシャルは大変大きいものです。高等研究院の役割であるテニュアトラック制教員の育成や学生教育などの仕事を通じて、私の経験がいくらかでもお役に立てば嬉しいと思っています。

学歴

昭和33年 3月

九州大学工学部応用化学科卒業

昭和35年 3月

九州大学大学院工学研究科修士課程修了

昭和37年 8月

ペンシルベニア大学大学院博士課程修了(博士号(化学))

職歴

昭和37年 9月

カリフォルニア工科大学博士研究員

昭和38年10月

九州大学工学部助教授

昭和49年 4月

九州大学工学部教授

平成 4年 4月~平成 6年 3月

九州大学工学部長

平成11年

九州大学名誉教授
北九州市立大学教授

平成13年 4月~平成20年 3月

北九州市立大学副学長

平成19年 9月

株式会社ナノメンブレン取締役

平成21年 4月~平成28年 6月

公益財団法人北九州産業学術推進機構理事長

平成27年12月

九州大学高等研究院特別主幹教授

学術賞・受章

平成13年度

日本学士院賞

平成19年度

文化功労者

平成23年度

瑞宝重光章

平成26年度

文化勲章

平成27年度

京都賞 先端技術部門

主要業績

  • Watanabe, H., Vendamme, R. & Kunitake, T. Development of Fabrication of Giant Nanomembranes. Bull. Chem. Soc. Jpn 80, 433-440 (2007).
  • Ariga, K. & Kunitake, T. Molecular Recognition at Air-Water and Related Interfaces: Complementary Hydrogen Bonding and Multi-Site Interaction. Acc. Chem. Res. 31, 371-378 (1998).
  • Ichinose, I., Senzu, H. & Kunitake, T. A Surface Sol-Gel Process of TiO2 and Other Metal Oxide Films with Molecular Precision. Chem. Mater. 9, 1296-1298 (1997).
  • Lvov, Y., Ariga, K., Ichinose, I. & Kunitake, T. Assembly of Multicomponent Protein Films by Means of Electrostatic Layer-by-Layer Adsorption. J. Am. Chem. Soc. 117, 6117-6123 (1995).
  • Kunitake, T. Synthetic Bilayer Membranes, Molecular Design and Self Organization. Angew. Chem. Int. Ed. Engl. 31, 709-726 (1992).
  • Kunitake, T. & Okahata, Y. A Totally Synthetic Bilayer Membrane. J. Am. Chem. Soc. 99, 3860 (1977).