EN
講演会 Lecture
お知らせ講演会

都甲潔特別主幹教授講演会を開催

2022.12.16

 令和4年12月8日(木)、本学中央図書館(伊都キャンパス)にて都甲 潔特別主幹教授講演会「味と匂いの可視化が創る新世界~プリンと醤油でウニの味!?~」を開催しました。
(主催:九州大学高等研究院/共催:九州大学人社系協働研究・教育コモンズ、九州大学五感応用デバイス研究開発センター/協力:九州大学附属図書館)
 
 九州大学高等研究院は、新学術領域の開拓を担っていく「知のプラットフォーム」として高度な研究活動を展開するとともに、その豊富な知の集積を活用し人材育成にも取り組んでいます。この活動の一環として、本学を代表するトップ研究者である都甲潔特別主幹教授を講師としてお招きし、その豊富な研究経験や研究の未来について、次代を担う学生に対してご講演いただきました。参加者は教職員もあわせて約60名となり、多くの聴衆が講演に耳を傾けました。

 講演では、コーヒーやビールの苦味、ラーメンの旨味といった身近な食品に関する話題に加え、「プリンと醤油でウニの味」や「麦茶と牛乳に砂糖を加えてコーヒー牛乳の味」など、都甲特別主幹教授が発見した様々な“ハイブリッドレシピ”が紹介されました。さらに、味覚センサ・匂いセンサ開発の着想から実用化までの軌跡についても、機械工学・化学・生物学などの多種多様な要素を包摂した最先端研究でありながら、テレビ出演時の談話や自宅食卓でのユーモアあふれるエピソードを交えて、分かりやすい言葉で丁寧にお話しいただきました。
 また、中央図書館での開催に因んで、講演会場には都甲特別主幹教授の推薦図書を紹介するコーナーも設置され、講演本編においても、文学作品からSF小説まで幅広い分野の書籍との出会いについて語られました。
 「最も大切なことは、境界条件を広げる(常識に囚われず心を自由にして考える)こと」と語る都甲特別主幹教授の多彩な話題に多くの参加者が感銘を受け、参加学生からの質疑も活発に行われ、盛会のうちに終了しました。

 高等研究院では、今後も様々な形で、特別主幹教授をはじめとしたトップ研究者の豊富な研究経験や最先端研究を体感頂ける機会を設けて参ります。

※本講演会当日の動画につきましては、以下のページにて学内限定でアーカイブ配信しております。
(SSO-KIDによるログインが必要です。)
九州大学学術研究・産学官連携本部 特別主幹教授講演会・動画アーカイブ


    
講演を行う都甲特別主幹教授              学生からの質疑に応える都甲特別主幹教授

(左)司会の小島副院長、(右)講師の都甲特別主幹教授   
(左)司会の小島副院長 (右)講師の都甲特別主幹教授   都甲特別主幹教授の推薦図書紹介コーナー


会場の様子