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新海征治特別主幹教授が文化功労者に選ばれました

2018.10.31



高等研究院の新海特別主幹教授が、平成30年秋、文化功労者に選ばれました。

新海特別主幹教授は昭和55年に、分子に光で刺激を与え構造や形を制御して特定の分子やイオンを自由に取り出すことに世界で初めて成功し、現在、世界中で活発に研究が行われている「ナノテクノロジー」の原点を築き上げました。

昭和63年九州大学工学部教授に就任し、文部科学省や科学技術振興機構による大型研究プロジェクトの研究拠点リーダーを務められるとともに、本学未来化学創造センター長などを歴任されました。また、平成20年には本学名誉教授並びに福岡市産学連携交流センター名誉センター長の称号を授与され、同年、崇城大学工学部教授に就任し研究現場の第一線で活躍されてきました。また産学連携を目的として創設された(公益財団法人)九州先端科学技術研究所の所長として、組織運営にあたって来られました。

現在は、本学高等研究院特別主幹教授及び九州先端科学技術研究所最高顧問として、分子情報科学を基盤とした機能集積化学に関する研究活動を展開するとともに、次世代を担う若手研究者の育成に尽力されています。

文化功労者の顕彰式は11月5日(月)に都内のホテルで行われます。



《新海特別主幹教授のコメント》
この度は、期せずして文化功労者の栄誉に浴することになり、大変嬉しく思っています。化学の研究分野では、瞬時の閃めきが研究の入り口となりますが、それを実証するには長年に渡る実験の積み重ねが必要となります。そのために多くの学生や研究者の皆さんと共に汗を流しましたが、今となっては「楽しい思い出」として私の記憶に留めています。その中で体得した多くの経験や技術を次の世代を担う皆さんに手渡していきたいと考えています。 e th