2025年3月10日（月）から14日（金）までの5日間にわたり、本学伊都キャンパス・稲盛財団記念館にて国際研究会「Non-perturbative Methods in QFT」を開催しました。国内から51名、海外から60名、合計111名の研究者が参加し、大変盛況な研究会となりました。

　本研究会は、素粒子理論および物性理論における基盤的枠組みである場の量子論について、摂動的手法に頼らない最先端のアプローチやその応用を議論することを目的として開催されました。5日間にわたり、招待講演11件、一般講演17件が行われ、トピックは素粒子論・物性理論にとどまらず、著名な数学者による講演も含め、理論物理と数学を横断する多岐にわたる内容となりました。
また、異なる分野の研究者同士の交流を促進するため、講演後の質疑応答やセッション間のディスカッション時間を十分に確保し、活発な意見交換が行われました。さらに、若手研究者によるポスター発表のセッションも開催され、次世代を担う研究者たちの熱意と実力が感じられる発表が多数見られました。

　本研究会は、分野横断的な連携と新たなアプローチの創出に向けた貴重な機会となりました。今後も高等研究院にて、国際的ネットワークの構築と分野横断的交流の促進の場を継続的に提供してまいります。

※本研究会は、高等研究院ワークショップの一環として実施しました。

会場の様子