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【研究成果】2種類の触媒でアミドとエステルの位置選択的な重水素化を達成! ~創薬研究やマテリアル分野への応用に期待~(矢崎亮 准教授)

2025.10.24

 九州大学大学院薬学府の古賀祐之介大学院生、福元良空大学院生、舛井顕丞大学院生、田中津久志大学院生(研究当時)、薬学研究院の大嶋孝志主幹教授、高等研究院の矢崎亮准教授(京都大学 学際融合教育研究推進センター重水素学ユニットメンバー)と、産業技術総合研究所化学プロセス研究部門の永縄友規研究グループ長、名古屋工業大学 生命・応用化学類の林幹大助教らの研究グループによって実施された研究成果が、英国の科学雑誌「Nature Catalysis」に 2025 年 10 月 24 日(金)午後 6 時(日本 時間)に掲載されました。

ポイント

  • 重水素(※1)は、創薬や材料科学など幅広い分野で注目されているが、天然物や医薬品、ポリマーのような複雑な分子構造に対して、特定の位置へ選択的に導入することは困難だった。
  • 本研究では、2種類の触媒を組み合わせることで、アミドとエステルの特定部位に温和かつ効率的に重水素を導入する手法を世界で初めて確立した。
  • この手法により、多様な重水素化合物の合成が容易になり、創薬研究や機能性材料の開発に大きく貢献することが期待される。

詳しくは以下をご覧ください。
九州大学ホームページ